この方には「意趣返し」なんて無縁だろう
正直、ここで書けるようなことは、あまりないんだけど。
ドコモの副社長だった津田氏は、ドコモ社内でも「津田社長待望論」みたいなものも多かった方だと聞いている。
時折、立川前社長の代理で記者発表するときなど、マスコミ受けもかなり良かった人物だ。
ボーダフォンが、最近1000人規模の部下を統率する部長クラス以上の人材をあちこちからスカウトしているという噂は非公式には聞いてはいた。
今回の社長人事、憶測に過ぎないけど、「今後の日本での事業は、かなりの程度、現地に任せていく」という合意が、英国本社と津田新社長との間でちゃんとなされているなら、Vodafoneにとってはかなりの追い風になるんじゃないだろうか。
一つだけ、現時点で印象として言えるとするなら、「津田氏はいい時期にV社社長になったなぁ」ということ。
Vodafoneが失速した要因は、別に技術が劣っていたとかよりも、単に消費者に対する対応を見誤ってしまったところが大きいわけで、3GのVGSにしたって、FOMAに比べて決してネットワークそれ自体が劣っているわけじゃない。
(確かに、サーバーのダウンやらメール遅延やら、技術面で懸念される点もないわけではないけど)
さらに今後は、TD-CDMA系新興勢力との戦略的提携の可能性や、以前もここで書いたMVNOによる財務面の強化などなど、柔軟なオペレーションをやれば、Vodafoneも、少なからず期待はできると思う。
だって、携帯電話キャリアの本業は、あくまで「携帯電話」なのだから、「ゲームアプリ」やら「決済」やら「メディア化」やら、ひたすら付加価値を付けていかないと成長が担保できないようなライバルたちよりは、むしろジャストサイズの立ち位置に居ると思う。
悪い時期だからこそ、目に見えるプラスの結果を出しやすいはずだと思う。
津田新社長にはぜひ頑張っていただいて、日本の携帯キャリアの旧弊を打ち破るような、斬新かつ消費者志向な施策を打ち出してくれることを期待したいです。
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